京都で出会った精進料理と薬膳ー花園「阿じろ」で感じた共通する食の哲学
- 7月20日
- 読了時間: 2分
更新日:7月21日
京都花園を訪れ、「阿じろ」さんで精進料理をいただきました。
一皿一皿に季節が映し出され、その美しさに心を奪われました。
薬膳と精進料理
薬膳は中国古代哲学から形成され、「自然界と人間の心身はつながっている」という考えのもと、その時季の気候や体の変化に合わせて食を調えていきます。
一方、精進料理は、旬の食材を生かし、その季節を一皿に映し出します。

敬虔なる精進料理
旬の食材はもちろん、旬より少し前の食材を使った料理「はしり」、旬が終わりに近づいた食材をつかった「なごり」。自然の恵みへの大いなる敬意と、恵を分けていただくことへの感謝、季節の移ろいの刹那…が込められた敬虔な精進料理は味と視覚だけではなく心の奥深くを震わすような感動を与えてくれました。

料理のカテゴリーは異なりますが、薬膳と精進料理には「季節と向き合う」という共通するものが根底にあるように感じました。

食材を薬膳の視点で見つめる
お料理に使われていた冬瓜、とうもろこし、枝豆、胡瓜、茄子――。
夏の食材が巧みに組み合わせられた料理をいただきながら、「これは薬膳ではないか」と何度も感じました。薬膳的には…
・冬瓜、胡瓜…クールダウン、潤い補給
・とうもろこし…胃腸の調子を調える
・枝豆...お腹を元気に。体の重だるさを解消
・茄子…クールダウン、食欲回復
精進料理は日本で独自に発展した料理です。けれど、その背景にある仏教文化は大陸から伝わったもの。食材の組み合わせや季節の捉え方には、薬膳と通じる知恵が息づいているように感じました。
薬膳は、季節の邪気から体を守る知恵。
精進料理は、季節そのものを味わい、慈しむ知恵。
これから私がお伝えする薬膳
「季節の不調を防ぐ」だけではなく、「季節を慈しみ、楽しむ」という視点も大切にしていきたいと思いました。
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